なんか釈然としない
夜中に上司から電話がかかってきた。
「お前さ、○○の案件の△△ってどうなってる?」
「問題なく進行してますよ~」
「あ、良かった。じゃあ安心だ。
俺まだA社のH社長とミーティング中だよ~」
「お疲れ様です」
時刻はもうすぐ12時を過ぎる。
夜中まで大変だな~…。
ホステス上がりの私を会社に入れてくれて
仕事を教えてくれた上司。
『なんかお前面白いし向上心あるから』 と、
自由のきくポジションを与えてくれて
私がやりたいように仕事ができる仕組みを作ってくれた。
いわば恩人であり、兄貴のような人物。
上司の家で、彼の彼女が作った手料理をご馳走になったりと
公私共にお世話になっている。
こんな時間まで会社の為に動いてるんだな…。
偉いな…私も頑張らないとな…(`・ω・´)
また上司から電話がかかってきた。
話忘れた事でもあったのだろうか。
「お疲れ様です」
「おぅ、お疲れ~。
今まだミーティング中なんだけどさぁ。」
「はい…」
「お前、一週間で5キロ痩せろ」
( ゚д゚) はあぁ!?
「いや、H社長と話してたんだけどさ。
一年前に比べて格違いに肥えただろ?」
「…………」
「やばいよお前wwww」
「…………」
「これ、業務命令だからな。
ぎゃははははははwwwww
じゃーお疲れ~!!」
電話切られた。
なんか、釈然としないものだけが残った。